研究員の生の声

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大和化学工業で実際に働いている先輩方からの生の声をご紹介します。エントリーのご参考にしてください。

河内 雄介 根岸 裕一
河内 雄介
1.私の開発している防炎剤とは・・・
河内 雄介
防炎剤とはあまり聞きなれない単語ですが、よく見ると「防炎」というラベルが皆さんの身の回りに意外とあるもので、カーテンやカーペット、カーシート等に加工されている薬剤のことです。この防炎剤の機能としては火災時の燃焼の遅延効果や炎を自己消火させる効果により、火災の広がりを抑え、さらに場合によっては有毒な煙の発生も抑えることで火災による物的・人的被害を低減できます。
私は大学時代に有機合成を専攻していたのですが、その経験を生かし、火災から人々を間接的に守ることのできる商品を開発する仕事を任させて頂き、大きな誇りとやりがい、そして感謝を感じています。
2.開発(合成)で思うこと・・・
河内 雄介
新規の防炎剤を合成し、製品化することは一筋縄ではいきません。実験に実験を重ね、ようやく良さそうな試作品が出来たとしても、ユーザーの要望する条件・物性にそぐわなかったり、コスト的に合わなかったりと製品化までには乗り越えるべき壁がいくつも待ち構えています。しかし、これらの難関を打破し、世の中にない新しいものを開発できた時、どんなに嬉しいことでしょう。私は研究で行き詰ったときはこのように目指すべきゴールを頭に描き、自らを奮い立たせています。ただ、開発する製品に関して、製品化してしまえば終わりではなく、分解性、蓄積性等の人体への影響や、大気・水質等の環境に対する影響といった長期的、かつ広範囲な視点で十分考慮、検討する必要もあります。
3.経験を通じて感じたこと・・・
今まで仕事をしてきて気付いたことは一つのことを成し得るには様々な分野の知識が必要で、それらをリンクさせることで目標を達成できる可能性が高まるということです。すべてはつながっていると思います。防炎剤にしても、なぜ物は燃えるのか?どうすれば燃えにくくなるのか?という原理を考えていくと、例えば防炎剤の加工対象となる繊維や樹脂の特性も熟知しておく必要があるということです。
また仕事(研究)をする上で大切なことは、目標を絶対に達成するという熱い気持ちと困難にぶつかった時に何が問題でどうすればうまくいくかという客観的・論理的な思考とを持ち合わせることだと思います。言うは易しですが、日々強く意識することで必ず自分の為になると思います。
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